永らくお世話になりました五重塔の奉納写経も一段落をみましたので、この度より、新たに写経の会「古松（こしょう）の会」と致しまして、より多くの皆様方に御写経を経験して頂きたく、ご案内申し上げます。10年計画にて納経塚を建立致したく計画を進めております。
般若心経あるいは、観音経の写経を寺にお納め下さい。今までにお納め頂いた方につきましては、納め数を継続とさせて頂くか、新たにするかご相談の上、決めさせて頂きます。写経用紙につきましては、お手持ちの用紙がありましたら、そちらをご利用頂いても結構です。
ご連絡頂きましたら専用の用紙（般若心経・観音経）を送らせて頂きます。会員様の募集を行っておりますので、どうぞ、皆様方お誘い合わせの上、写経をお始め下さい。

般若心経写経

み仏の心をいただきながら、あの人も、この人も、そして世の中も、家も、幸せでありますようにひたすら祈り願う人生ほど尊くも美しい ことはありません。その祈りと願いの行が般若心経写経です。写経は心の中に清浄心が養われ、澄み切った心の中で諸願成就・無病息災・ 先祖の供養・子孫繁栄のためなど吾が願いを打ち出し、一字一字に心をこめて精進していく事は、実に広大な功徳を受けます。百巻または 三十三巻を目標に一巻でも多くの写経を奉納していただき、功徳を受けていただきたく思います。

観音経写経

観音経の写経は、最高に功徳を積んだことになると言われ、ご先祖様や闇に消えた水子の供養から、家内安全・商売繁昌・病気平癒・交通安全・健康長寿などの現世利益に至るまで、大きなご利益を受けれます。現代のように物質的に富める時代には、かえって精神面の修養がおろそかになりがちです。目に見えるところの掃除はしやすいけれど、目に見えないところ「心」の掃除は中々できないものです。すべての人の心の中には、清浄で光り輝く「仏心」が宿っていますが、普段の掃除を怠っているため、ほこりをかぶり、光を失っています。清らかで豊かな心を育て、明るい生活を送るための「観音経写経」を、お一人百巻または三十三巻を目標に、一巻でも多くの奉納をいただくようお願い申し上げます。また、貴方という人は、地球上にただ一人、今後未来永却に同じ人間は生まれません。その意味で貴方の一生は地球より重く尊いものです。生きていた証として、一巻の写経に命を写して下さい。貴方の貴重な記録として後世までお伝え下さい。